東レハイブリッドコードは５月27日、タイに産業資材用繊維製品の製造販売会社を６月に設立すると発表した。
タイヤコードなどをタイに進出している日系メーカーに販売し、２０２１年に年産１・２万トン、売上高58億円を目指し、アジアでのシェア２位を狙う。
新会社トーレ・ハイブリッドコード・タイランドの投資額は５億円。２０１７年10月から量産を開始し、タイヤ、自動車ホース・ベルト、カーペットメーカーなどの日系ユーザーに加え、欧米系のアッパーミドル市場をターゲットとして販売していく。
同日に開催された設立記者会見で鈴木信博社長は「世界市場では自動車生産台数の増加や新興国における産業発展に伴い、自動車用タイヤコードや産業用コードの需要も増大している。アジアの市場規模は、タイヤコードで年産17万ｔ、産業用コードで年産１万ｔの合計18万ｔと推測され、今後もさらなる伸びが見込まれる」と市場環境について説明した上で、タイに新会社を設立した理由について「タイヤメーカー
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