東ソーは6月1日、南陽事業所(山口県周南市)に、教育研修用の実習プラントを新設したと発表した。
同プラントを活用した実習を通じて、理論上の知識を実現象として考察し、通常時・異常状態のプラントの挙動や、その制御方法などを実体験する。
この実体験から、製造現場の操作感覚の醸成や、異常訓練(トラブルシューティング)を通じたリスク感性の強化を図り、同社が目指している「安心・安全な化学メーカー」の確立に繋げていく。
同プラントは南陽事業所の教育研修センター内に建設した。設備は蒸留設備一式とシステム構成(塔、槽、ポンプ、熱交換器、DCS)。
実習カリキュラムでは起動、停止実習、プラント状態解析、異常訓練(トラブルシューティング)を行う。
実習の対象となるのは製造オペレーターと技術スタッフ。