横浜ゴムは6月3日、宮城県岩沼市長谷釜地区で5月28日に行われた「第4回『千年希望の丘』植樹祭2016」に、苗木3020本を提供したほか、24人の従業員がボランティアで参加したと発表した。
植樹祭では、総勢1万人以上のボランティアが10万本の苗木を植樹した。
同市は、細川護煕元首相が理事長を務める公益財団法人「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」とともに、宮脇昭・横浜国立大学名誉教授が提唱する、津波の被害を低減させる緑の防潮堤として「千年希望の丘」の整備を3年前から進めている。同市沿岸部に丘を15基つくり、30万本を植樹する計画で、今年で25万本の植樹が完了したことから、来年完成する見込みだ。
同社は宮脇名誉教授の指導の下、国内外の生産事業所で、来年までに50万本を植樹する「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトに取り組んでおり、昨年度末までに約41万本を植樹した。また、同プロジェクトで培ったノウハウを活かし、東日本大震災復興支援の一環として、岩手県大槌町が進める緑の防潮堤「平成の杜」づくりも支援している。