BASFは6月8日、アジア太平洋地域のデザインプラットフォーム「デザインファブリーク上海」を、5月31日に中国・上海に開設したと発表した。
「デザインファブリーク上海」は、アジア太平洋地域のデザイナーを支援し、独創性に富んだアイデアと様々な素材の持つ可能性を結びつける役割を果たして、コンセプトの実現に貢献する目的で設立された。
これにより、同社内のコーティングス、ケア・ケミカルズ、建設化学品、顔料および皮革用化学品事業のデザインに関連した活動と連携し、自動車、化粧品、建設および消費財を含む、幅広い業界に向けた最新鋭のソリューションを提供し、アジア太平洋地域のデザイナーと連携した取り組みを強化していく方針。
同施設は、アジア太平洋地域におけるBASF最大の研究開発拠点であり、先端材料&システムリサーチ本部も設置されているイノベーション・キャンパス・アジア・パシフィック(上海)内に開設されている。
顧客側のデザイナーやデザインコンサルタントが、BASFのデザイナーや技術者と連携し、同社デザイナーが外観、色、表面、および機能面に注力するとともに、技術者がプラスチックに適した部品設計の開発をサポートする。
日本においては、2014年10月にBASFジャパン横浜イノベーションセンター(横浜市)内に「デザインファブリーク東京」を、ドイツに次いで2番目に開設している。