フコクは6月10日、東京証券会館で決算説明会を開催し、齋藤祐二執行役員総合企画室長が23年に向けての事業戦略と17年3月期の業績見通しなどについて説明を行った。
齋藤室長はフコクグループの概要や地域別売上高、グローバル展開の状況、中期計画に向けたグループ取り組みなどを報告した上で、「グローバルな視点で事業拡大を進めていくことが必要だ」と述べた。
海外事業では主力商品「ワイパーブレードラバー」の主力拠点であるサイアムフコク・コラート第2工場(タイ)の拡張やフコクベトナムでの第3工場建設などアジア・アセアンに加え、チェコやメキシコなど東欧、中米にも拠点を広げることにより、さらなる海外事業の拡大を目指す。
一方、グループの取り組みに関しては、13年度に策定した「2023経営ビジョン」の実現に向けて