日本の材料・化学メーカーの医療・ヘルスケア市場への参入が相次いでいる。
各社が3月期決算発表の際に示した経営方針でも、次期の成長ドライブを医療・ヘルスケア部門に置く記述が目に付いた。エレクトロニクス市場の成熟化に加え、石化事業の採算悪化などから、医療領域を従来の収益源に代わる成長の核として位置付けているためだ。
材料・化学メーカーは高度な高分子合成技術や微粒子技術、樹脂加工技術を有しており、それを応用して診断薬・研究試薬や抗体医薬、CTスキャナーを始めとする医療機器、細菌・ウイルス検出試薬などの製薬向けビジネス、医療機関などエンドユーザー向けの完成品ビジネスに取り組んでいる。
これらの分野については、医療領域特有の細分化されたエンドユーザーや市場構造などにより、利益を獲得