横浜ゴム 米国相殺関税はATG買収に影響なし

2016年06月16日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは6月15日、同日付けでリリースされた金融機関による同社に関する調査レポートについて、コメントを発表した。

 同レポートは、米国がインド製オフロードタイヤへ相殺関税を決定したことによる、アライアンス・タイヤ・グループ(ATG、本社:オランダ)への業績影響について触れたもの。

 同社では、すでに発表したATGの買収に関して、交渉時に相殺関税の件を想定しており、買収価格および事業計画に折り込み済みであるとしている。

 ATGは農業機械用タイヤ、産業機械用タイヤ、建設機械用タイヤ、林業機械用タイヤの製造・販売に特化した事業グループ。同社は生産財タイヤ事業の拡大のため、ATG買収を3月に発表。7月1日の買収完了を想定している。

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