日本ゼオンの17年3月期第1四半期連結決算は、円高と原料安に伴う売買スプレッドの悪化によって減収減益となったが、通期の業績予想に変更はなかった。
決算説明を行った古谷岳夫執行役員によれば、第1四半期の売上高は699億9800で前年同期比7・8%となったが、これを4倍すると2799億9200万円で、通期予想の2800億円とほぼ同じになる。
営業利益についても70億5400万円で同10・1%減となったものの、やはり4倍すれば282億1600万円となり、通期予想の280億円を上回る。
誤算だったのは経常利益で、同32・4%減の57億7100万円を