ピレリは6月17日、FIAとの契約を更新し、来年から3年間、引き続きF1単独タイヤサプライヤーを務めると発表した。
シーズンオフの期間を通じて、同社は各チームの協力の下、FIAとテクニカルレギュレーションの重要な変更点に関して合意を得た。2017年シーズンから、ボディワークや幅広のタイヤを含む変更が、テクニカルレギュレーションに導入されることになる。
これらの変更に備え、ピレリはFIAと各チームに対し、タイヤテストに関するスポーティングレギュレーション変更の必要性を訴求していた。その結果、今シーズンのテストに関して、2項目の合意を得ることができた。
①17年シーズンに向け、タイヤ構造やコンパウンドのプロトタイプ的要素を加えた現行サイズのタイヤを装着した12年、13年または14年型マシンによるテストを実施すること。
②15年型マシンに変更を加え、17年型タイヤサイズ(フロント:305/670―13、リア:405/670―13)のスリックタイヤを装着して、合計25日間のテストを実施すること。
①のテストについては、FIA・各チームとの合意に基づき、すでに開始されている。また、②のテストについては、FIA・テストへの参加チームと合意済みのテストプログラムに従い、今夏に開始される予定だ。