今年上半期のゴム業界で発表された買収案件は次のとおり。共通するキーワードは「欧州」だ。
横浜ゴムは3月28日、オランダの農機用・建機用タイヤ会社「アライアンス・タイヤ・グループ(ATG)」を買収すると発表した。
ATG買収により、消費財タイヤが中心だった同社は、景気に左右されにくい農機用を中心とする生産財タイヤを強化することで、事業の安定化に貢献すると期待される。
ブリヂストンは5月30日、子会社「ブリヂストン・ヨーロッパ・エヌヴィー・エスエー(BSEMEA)」が仏大手自動車整備業「チェーンスピーディ・フランス・SAS(スピーディ社)」を完全子会社化する契約を締結したと発表した。
買収後のBSEMEAのタイヤ小売店網はフランス国内で800ヵ所を超え、