【再生ゴム特集】村岡ゴム工業 工業用品向けが微増推移

2016年07月24日

ゴムタイムス社

 村岡ゴム工業(株)(千葉県市川市、村岡実代表取締役社長)は大正6年の創業以来、ゴムリサイクルのエキスパートとして用済みタイヤ等ゴムを再資源化・有効活用する再生ゴム製造事業を行っている。

 2015年の再生ゴムの需給動向は、出荷の8割を占めるタイヤメーカーの生産減、さらに小型化が進んだことで、ゴムの消費量に大きな影響が出た。また、建設・鉱山車両用ORタイヤも生産減となるなど、自動車タイヤ向け以外でも需要が落ち込んでおり、「業界全体では対前年比4~5%のマイナスと予想される」(同社)。

 15年9月期決算では減収という厳しい結果に終わった同社だが、ゴム板など工業品向けの再生ゴムが微増となったことでタイヤ向けのマイナスを補う形となり、前年並みの実績を維持している。

 「工業品向け再生ゴムの配合見直しが奏功し、昨年後半から

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