日本自動車工業会(JAMA)が発表した四輪車生産統計によると、4月の四輪車生産は64万3901台で前年同月比9・7%減となり、前月の増加から減少に転じた。
この生産減の主な要因は、九州地区にあるトヨタの子会社、アイシン九州(熊本市)が熊本地震で被災したことによって部品供給が滞り、最大手のトヨタが操業を停止したことにある。トヨタの4月の生産台数は、前年同月比で2割近く減少したと見られている。
トヨタは今年1月に発生した愛知製鋼の爆発事故により、国内の完成車工場全ての稼働を2月8~13日の6日間、停止した。それに続く操業停止の影響は大きく、国内四輪車全体で