輸出・海外事業が拡大
東京材料の2016年3月期決算は、売上高が879億2400万円で前期比98%の減収となったが、経常利益は18億5400万円で同102%の増益となり、経常利益は6期連続で最高益を更新した。
経常利益は高付加価値商材の発掘・拡販、在庫圧縮・業務改革などによる事業拡大と経費削減が寄与した。
売上高は上半期に前年同期比102%の増収となったが、下期には需要低迷により同94%の減収となった。部門別にみると、合成ゴム・合成ラテックス・ゴム用薬品・カーボンブラックなどの合成ゴム販売は、原料価格の低下など等の影響により、売上高は560億円で同97%の減収となった。売上高構成比は前期と同様の64%となった。
合成樹脂販売はエンジニアリングプラスチックが好調に推移したものの、