ブリヂストン美術館は6月17日、京橋一丁目東地区の再開発事業により、昨年5月から長期休館中の同館が入居することになる「永坂産業京橋ビル(仮称)」が着工したと発表した。
新ブリヂストン美術館の延床面積は約6650㎡。開館時期は2019年秋を予定している。1階がエントランスロビーとミュージアムカフェ、2階がミュージアムショップ、3階が受付と多目的ホール、4~6階が展示室(面積約2100㎡)になる。
同美術館では、旧美術館の約2倍の面積をもつ展示空間に、印象派や抽象絵画、日本近代洋画、日本古美術など2500点以上にのぼる多様な石橋財団コレクションを、独自性豊かな企画とともに公開していく。
以前と同じ敷地内に新築されるものの、入口は従来の八重洲通り沿いから、銀座と日本橋をつなぐ中央通り沿いへと移動する。
京橋一丁目東地区の再開発事業は、芸術・文化の発信や、銀座から日本橋へとつながるにぎわいを創出することを目的に、永坂産業と戸田建設とが共同で実施するもの。この都市計画は3月に東京都により決定され、その中心施設として、ブリヂストン美術館が新設されることになった。