日本ゴム輸入協会がまとめた16年4月の天然ゴム輸入量(生ゴム)は、合計で5万698t、前年同月比で18%減(前年6万1718t)となり、3ヵ月連続で減少した。
輸入金額は、71億3948万円で同40%減(前年118億8025万円)となり、こちらは8ヵ月連続で減少した。
平均輸入単価はキロ当たり140・8円で、前月比2・3円下落した。
1~4月累計では、輸入量で前年同期比8%減、金額で同29%減となった。
16年の天然ゴム輸入実績を振り返ると、輸入量は1月に5万8733t(前年同月比1%増)と上昇したものの、2月は5万4752t(同12%減)、3月は6万5345t(同2%減)と減少し、4月もそれに続いた。
天然ゴムの主要需要先であるタイヤ生産は、なかなか回復の兆しが見えない。自動車用タイヤ・チューブの国内生産実績(JATMA統計)を見ると、4月の生産量は同6・3%減となり、17ヵ月連続で前年同月実績を下回っており、輸入量も漸減傾向が続いている。
輸入金額については、
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