JSR ライフサイエンス事業説明会を開催

2016年07月06日

ゴムタイムス社

 JSRは7月5日、都内で同社グループのライフサイエンス事業の説明会を開催し、エリック・ジョンソン・ライフサイエンス事業部長が事業の、宮本秀俊JSRライフサイエンス研究開発部長が製品の説明を行った。

 ジョンソン部長はまず、4月にロゴを新たにし、グローバル事業部門としての「JSRライフサイエンス」の新ブランドを立ち上げたことを紹介。

 次に、ライフサイエンス事業の方向性について述べ、30年間にわたるポリマー製造経験や高純度・高品質・正確な製造技

術に関する見識など、JSRの持つ素材技術がエントリーポイントになると指摘した。

 現在の主な事業内容は「バイオプロセス分野」と「診断・研究試薬分野」。バイオプロセス分野では、米子会社の「KBIバイオファーマ」がバイオ医薬品の受託開発と受託製造、JSRライフサイエンスがプロテインAアフィニティ担体の開発・製造を行っている。

 一方、診断・研究試薬分野に関しては、子会社の「医学生物学研究所(MBL)」が診断/研究試薬の開発・製造・販売、中国子会社の「J&Wベイジン・バイオテック」が診断薬中間体の研究開発・製造・販売、JSRライフサイエンスが磁性粒子などポリマー材料の開発・製造を行っている。

 ジョンソン部長は「KBIとMBLを取得したことで、2020年には同事業の売上高400億~500億円が見えてきた」と述べるとともに「KBIとMBLの事業領域を牽引役として成長を加速、2年程度での

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