㈱ブリヂストンの化工品部門では天然ゴムはじめ合成ゴムなどの原材料価格高騰に対応、4月から産業資材部門及び化成品・インフラ事業部門の各種製品の製品 価格値上げを実施したが、原材料価格の動向は依然として高値傾向にあることから2次値上げに踏み切るべく検討を開始した。 同社では原材料価格高騰に対応して4月1日からの値上げを実施し、順次、顧客への説明などを行った結果、5月中旬に値上げはほぼ浸透した。値上げ幅はコン ベヤベルト15%、油圧ホース(含関連部材)8%、ゴムクローラ、MTパッド15%、産業用防振ゴム、空気ばね15%、免震ゴム11%、その他工業資材 5~15%。その後も主原料やエネルギーコストが上昇している中、特にベルト、ホース、産業用防振ゴムなどの産業資材製品は需要も旺盛でフル生産が続いて おり、責任ある安定供給を継続するためにも速やかな価格転嫁が不可欠と判断、「原材料価格の動向をみると、直材比率の高い製品については自助努力の限界を 越えている。お客様に十分にご説明した上で価格改定を行っていきたい」とし、検討を開始した。
2011年06月13日