BASFは7月14日、ヤマハ発動機の次世代型アシストモビリティ「05GEN」デザインコンセプトモデル制作で、同社のプラスチックの提案と素材提供を行ったと発表した。
05GENは電動アシスト技術搭載の3輪モビリティ。愛媛県今治市大三島の今治市伊東豊雄建築ミュージアムで5日から展示を行っている。
BASFは、同モビリティのタイヤの表皮材として、多彩な質感・色彩表現を可能とする熱可塑性ポリウレタン(TPU)の「エラストラン」、将来のタイヤをイメージした素材として、熱可塑性ポリウレタンエラストマー発泡粒子(E―TPU)「インフィナジー」を提供した。
今回の素材提供は、同社が2014年に開設した「デザインファブリーク東京」の活動の一貫で、こうした取り組みにより、独創性に富んだ顧客のアイデアに対し、同社のプラスチックをはじめとする素材の持つ可能性を結びつけることができる。
デザインファブリーク東京は、工業デザイナーやエンジニアが高機能プラスチックやポリウレタンをはじめとする、同社の素材に関するノウハウを利用できる環境を提供し、新しい用途開発の支援を行う場である。
今後もデザイナーやエンジニアが製品を生み出す際の素材選びをサポートし、デザインプロセスにおける素材のCMF(色・素材・仕上げ)ソリューションを顧客と共に創出していく。