ブリヂストンの欧州子会社、ブリヂストンヨーロッパエヌヴイ/エスエー(BSEU)は本年7月から9月までの間に、欧州全域で更なる価格改定を行うと発表した。
今回の改定では、国と商品により率は異なるが、平均では次の通り価格引き上げを実施する。
トラック・バス用タイヤは12%、農業機械用タイヤ、建設・鉱山車両用タイヤ、リトレッドタイヤは8%、乗用車用タイヤ、小型トラック用タイヤ、二輪自動車用タイヤは5%。
BSEUの社長兼CEOである大橋牧夫氏は「天然ゴムや石油化学系原材料の価格は引き続き歴史的高値で推移している」と述べる。また、大橋氏は「注意深く 原材料価格動向を注視しているが、前回発表した2011年4月から6月までに行う価格改定の後も原材料価格高騰の影響を吸収できていないため、更なる価格 改定を決断した。BSEUでは引き続きあらゆる企業努力を通じ、原材料価格高騰の影響の吸収を図る。BSEUではお客様に最高の品質の商品と付加価値の高 いサービスパッケージを提供する必要があり、その実現のため、今回の価格改定に至ったことを理解いただきたい」と述べた。
2011年06月13日