ニュースの焦点 トルコの一刻も早い安定を

2016年07月25日

ゴムタイムス社

 トルコで発生したクーデターは未遂に終わった。しかし、関係者とされる人物への取り締まりが拡大するなど、同国情勢は当面、不安定化しそうである。ゴム関連を含め、数多くの日系企業が進出しているだけに、同国の政情不安は気がかりだ。

 現在、トルコには100社以上の日系企業が進出していると言われている。ゴム関連でもブリヂストン、バンドー化学、住友ゴム工業などが工場を設けている。

 ブリヂストンは98年に地元企業との合弁により関連会社を設立し、イズミット市で乗用車用ラジアルタイヤ、トラック・バス用ラジアルタイヤなどを生産している。

 さらに、イスタンブールから東南に約500kmのアクサライ工業団地で、トルコで2ヵ所目となる乗用車用ラジアル工場の建設を進めており、18年1月に操業を開始する予定だ。

 バンドー化学も03年に

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