住友ゴム工業は７月20日、ブラジル市場へのトラック・バス用タイヤの安定供給を目的として、ブラジル工場でのトラック・バス用タイヤの生産開始を決定したと発表した。
同工場に生産設備を新設し、２０１９年３月から生産を開始する。生産能力は日産５００本で、総投資額は３億１２００万レアル（約１００億円）。
同工場は13年10月から乗用車・ライトトラック用タイヤを生産しており、昨年末時点で日産１万５０００本の生産能力がある。
現在、トラック・バス用タイヤについては輸入販売を行っているが、ブラジルの同タイヤ市場は今後、年２％程度の成長が見込まれるため、現地生産により安定供給を図ることにした。為替変動リスクの回避により、乗用車・ライトトラック用タイヤと合わせて、ブラジル市場でのタイヤ販売事業の一層の強化を図る狙いもある。
乗用車・ライトトラック用タイヤについても、来年以降に増産投資を行う計画で、総投資額は１億７５００万レアル（約56億円）を予定している。l
