売上前年比19・5%増の1520億ドル
米専門誌R&Pニュースが世界のタイヤメーカー売上高ランキング(2010年度)を発表した。
このランキングは、世界のゴム・タイヤメーカーのタイヤ部門売上高を年間平均為替レートで米ドル換算して集計(一部推定含む)したもの。
今回、世界のタイヤ売上高は1520億ドルとなり、前年比19・5%増加した。ランキングを見ると、1位はブリヂストン、2位ミシュラン、3位グッドイヤー、4位コンチネンタル、5位ピレリで11位までの順位は昨年と変動はみられなかった。
各タイヤメーカーはリーマンショックで業績が落ち込んだ09年から回復していることがわかり、上位10社に日本企業が3社、上位20位の中ではアジアのメーカーが10社と半分を占めている。 とくに経済成長が著しい中国企業は上位30社中10社、75社中25社を占めた。
今回順位を上げたのは、韓国のクムホタイヤで前年比31・5%増加し、昨年13位からワンランクアップし、インドのアポロタイヤも同14・2%増で昨年17位から16位に浮上。インドのMRFも同41・9%増で同18位から17位にアップした。このほか21位の青島双星、23位の風神タイヤ、26位の建大ゴム工業、28位の貴州タイヤなどが順位をあげ、今後も中国企業が世界タイヤ市場で台頭していくことが見込まれる。