ＮＯＫの２０１７年３月期第１四半期連結決算は、売上高が１４７１億１０００万円で前年同期比１６・５％減、営業利益は３億７７００万円で同96・８％減、経常損失は14億７９００万円（前年同期は１５２億６３００万円の経常利益）、四半期純損失は16億２７００万円（前年同期は98億７９００万円の四半期純利益）となった。
シール事業は、自動車向けについては囲内での需要減少はあったものの、北米を中心とした海外での需要増加により販売が増加した。
一般産業機械向けについては、建設機械の需要に回復の兆しが見られ、販売は微増した。
この結果、売上高は７４０億７２００万円で同１・６％増、営業利益は増収により、81億６３００万円で同23・８％増となった。
電子機器部品事業では、自動車向けは堅調に推移しているものの、スマートフォン向けなどの受注減少に加え、為替の影響もあり販売額は減少した。
これにより、売上高は６３３億８８００万円で同31・６％減となった。営業損失は、販売の減少と品目構成の変化で83億６８００万円（前年同期は43億９７００万円の営業利益）となった。
ロール事業においては、プリンターの需要減少により販売は減少した。結果、売上高は60億８７００万円で同19・２％減となった。営業利益は、販売の減少により２億９３００万円で同46・０％減となった。
通期の連結業績予想については当初見通しを下方修正し、売上高が６６４６億円で前期比10・９％減、営業利益は３５０億円で同27・５％減、経常利益は３７５億円で同30・２％減、当期純利益は２２５億円で同25・１％減を見込んでいる。
