東部ゴム商組は7月25日、東京・銀座のホテルモントレ銀座で開催した工業用品部会商工懇談会で、「第1回ゴム工業用品流通動態調査」を発表した。(本紙既報)
同調査は、同部会選定の組合員企業42社と同部会選定の組合員企業19社の計61社を対象に、15年4月~16年3月の1年間にわたって調査したもので、回答率は82%(50社)。
ゴムシート/マット、切削/打抜品、成形品、押出品など7つの製法別に分類し、売上高や市場価格、需要の将来性、販売上の問題点など12の設問に対して回答を求めた。
〈15年度の売上高〉
どの分類も売上高は前年に比べ「95%~105%未満」、すなわち横ばいであるとの回答が一番多く、ほぼ半数を占めた。また、どの分類も「95%未満」「90%未満」の2回答の方が「105%以上」「110%以上」の2回答より多く、全体的に売上高は下振れ傾向にあることがわかる。
〈市場価格の状況〉
「問題ない」との回答がほとんどを占めた。特に押出品は91%、ロール品は89%と高率だった。このほか、ライニング・引布、その他が各83%、ゴムシート/マット、切削/打抜品が各81%と80%を超えたが、成形品は77%となり、唯一80%割れとなった。
〈16年度の売上高予想〉
15年度実績と同様、7分類すべてで「95%~105%未満」が