横浜ゴムは8月2日、建築用シーリング材、自動車用接着剤、コーティング材などの製品ブランド「ハマタイト」の販売競争力を高めるため、ブランドロゴを一新すると発表した。
新しいロゴは、同社のコーポレートブランドである「パフォーマンスマーク」のイメージを踏襲した、赤と黒を使ったデザインを採用。同時に、ハマタイトのブランド理念である誠実さとスピード感を表現している。
建築用シーリング材の新製品を皮切りに、新しいブランドロゴをプリントしたラベル、荷姿で出荷を開始する予定で、今年中に全製品での変更を目指す。
また、建築用シーリング材の製品名については、施工業者や販売店などがひと目で種類が分かるものに統一し、整理することでユーザビリティの向上を図る。
建築用シーリング材の製品名は、全製品でハマタイトを冠し、製品シリーズ名とアルファベット、数字で構成された品名に統一する。
販売開始から40年近く経過する主要商品の「ハマタイト・スーパーⅡ」の場合、「ハマタイトSC―MS2」へ変更する。このほか基剤ごとに色分けし、識別しやすいようにしていく。
同社は1963年に日本で初めてポリサルファイド系シーリング材を国産化し、ハマタイト・ブランドで販売した。現在ではハマタイト事業として建築用シーリング材、自動車用接着剤、電気・電子機器向けの材料を製造し、ハマタイト・ブランドで販売している。
国内向け建築用シーリング材は約3割、国内向け自動車用接着剤は約6割の市場シェアを持つトップメーカーとなっている。