豊田合成の2017年3月期第1四半期連結決算は、売上高が1780億200万円で前年同期比5・1%減、営業利益は85億5400万円で同15・9%増、経常利益は73億5200万円で同5・4%減、四半期純利益は44億2200万円で同20・8%増となった。
売上高は為替変動の影響や、オプトエレクトロニクス事業での販売の減少などにより減収となった。
営業利益については、オプトエレクトロニクス事業での販売減はあったものの、自動車部品事業の米州や中国での拡販、欧州での立ち上げに伴う生産対応費用の減少などにより増益。経常利益は前年同期の為替差益に対し、今期は為替差損に転じたことなどで減益となった。
セグメント別では、自動車部品事業は主に為替の影響などにより、売上高は 1735億円で同3・1%減となった。
セグメント利益については、増販効果や欧州での立ち上げ費用の減少に加え、グローバルで合理化に取り組んだことにより、97億円で同41・9%増となった。
オプトエレクトロニクス事業は、バックライト向けや照明向けLED製品の販売減などにより、売上高は44億円で同47・5%。セグメント損失は11億円(前年同期のセグメント利益は5億円)となった。
通期の業績予想については、当初公表値からの変更はなく、売上高が7100億円で前期比9・2%減、営業利益は360億円で同15・9%減、経常利益は360億円で同13・2%減、当期純利益は200億円で同1・3%減を見込んでいる。