タイヤメーカー各社が7月に発表した新車装着(OE)情報は、以下の通り。
◆住友ゴム
住友ゴム工業は7月4日、セアトの新型SUV「アテカ」に、ファルケンの高性能タイヤ「アゼニスFK453CC」と「ジークスZE914Aエコラン」の納入を開始したと発表した。
セアトはフォルクスワーゲン・グループ傘下のスペインの自動車会社。
今回装着されるアゼニスFK453CCとジークスZE914Aエコランは、アテカが求める操縦安定性能と上質な乗り心地、高い静粛性を高次元で融合させた高性能タイヤである。
また、同社は7月27日、同日から発売の日産自動車の「ニッサンGT―R」2017年モデルに、高性能ランフラットタイヤダンロップ「SPスポーツ・マックスGT600・DSST・CTT」の納入を開始したと発表した。
SPスポーツ・マックスGT600・DSST・CTTは、スーパースポーツカーである「ニッサンGT―R」の性能を最大限に発揮させるタイヤとして開発され、最先端のランフラットタイヤ技術を投入、高いスポーツ性能を誇るタイヤとして、2011年モデル以降、全ての年次モデルに装着されている。
2017年モデル用タイヤは、前モデル用に続き、全ての速度域で高い路面追従性、走行時の安定感を発揮するとともに、上質な乗り心地を追求している。
◆横浜ゴム
横浜ゴムは7月14日、マツダが6月21日から中国で発売した新型クロスオーバーSUV「CX―4」の新車装着用(OE)タイヤとして「GEOLANDAR(ジオランダー)G91」の納入を開始したと発表した。装着サイズは225/55R19・99V。
ジオランダーG91はSUV用タイヤ「ジオランダー」に、ヨコハマの先進タイヤ技術「ブルーアース」テクノロジーを投入して開発。SUV用タイヤならではのユーティリティ性能に加え、都市型クロスオーバー車と中・小型SUVに求められる低燃費性能や安全性能、快適性能を実現している。タイヤサイドにはブルーアース・テクノロジーマークを刻印している。
新型CX―4は「スカイアクティブ技術」と「魂動(こどう)―ソウル・オブ・モーション」デザインを全面的に採用した、マツダ新世代商品群の最新モデル。既存のSUVとは一線を画す「際立つ存在感」、使い手の期待に応える「考えぬかれた機能性」、様々なシーンでの「人馬一体」の走りと、優れた環境・安全性能を提供する新しいタイプのクロスオーバーSUVとなっている。
また、同社は7月14日、マツダが今春から北米で発売した新型3列ミッドサイズクロスオーバーSUV「CX―9」の新車装着用(OE)タイヤとして「ジオランダーH/T・G056」の納入を開始したと発表した。
装着サイズはP255/60R18・107Hと255/60R18・108Hの2サイズ。CX―9はオセアニアなどでも順次発売される。
ジオランダーH/T・G056は、世界的に販売が増加している中・大型SUV向けに開発したハイウェイテレーンタイヤ。ユーザーが求める耐摩耗性能や耐久性、静粛性、快適性、ハンドリング性能などを高レベルでバランスすることを追求して開発し、都市やハイウェイでの快適な走りを実現している。
新型CX―9は「スカイアクティブ技術」と「魂動(こどう)―ソウル・オブ・モーション」デザインを全面的に採用した、マツダ新世代製品群のハイエンドモデル。プレミアムな世界観を追求した内外装、上質さを高めた「人馬一体」の走り、卓越した燃費性能と安全性能、使いやすく快適な室内空間などを実現している。
さらに同社は8月2日、グローバル・フラッグシップタイヤ「ADVAN(アドバン)スポーツV105」が独ポルシェ社の新型「911」「718ボクスター」「718ケイマン」に新車装着されたと発表した。
装着サイズは、911のフロント用が235/40ZR19(92Y)、リア用が295/35ZR19(100Y)、718ボクスターのフロント用が235/40ZR19(92Y)、リア用が265/40ZR19(98Y)、718ケイマンのフロント用が235/40ZR19(92Y)、リア用が265/40ZR19(98Y)。
アドバン・スポーツV105は横浜ゴムのハイパワー・プレミアムカー向けタイヤで、高いドライビングパフォーマンスを発揮するとともに、優れた快適性や安全性を高次元でバランスさせているのが特長だ。
今回、新車装着されたタイヤはポルシェ社と共同開発したもので、タイヤサイドには同社の承認を示す「N0」マークが刻印されている。