鬼怒川ゴム工業の17年3月期第1四半期連結決算は、189億4100万円で前年同期比2・2%減、営業利益は17億7400万円、同4・9%減。経常利益は為替差損の影響により、12億4100万円、同33・4%減となった。親会社株主に帰属する四半期純利益は、6億8500万円、同41・9%減となった。
地域別でみると、日本の売上高は、主要得意先の自動車生産は前年並みとなったものの、海外向け輸出部品の減少や製品構成差などが響き、93億4100万円、同5・2%減となった。営業利益は、生産性向上活動等の合理化活動により、8億1700万円、同5・1%増となった。
米州では、売上高は自動車生産が増加し、米国・メキシコともに増収の36億8000万円、同7・0%増。営業利益は、操業度の増加はあったものの3000万円と若干の損失(前年同期は6600万円の損失)となった。
アジアでは、中国での主要得意先の自動車生産は増加したが、為替換算の影響により、売上高は59億1900万円、同2・4%減。営業利益は、改善活動などの効果があったものの為替影響や製品構成差などにより、9億9400万円、同14・1%減となった。
通期業績予想については、前回発表から変更はなく、売上高は770億円、前期比4・0%減、営業利益は81億円、同7・9%減、経常利益は78億円、同3・8%増、親株主に帰属する当期純利益は50億円、同11・0%増を見込んでいる。
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