横浜ゴムは8月9日、トヨタ自動車が昨年開発した「GDエンジン」を搭載する新型「ハイラックス」の一部に、取り付け工数削減に貢献するテフロンホースを使用した、ディーゼルターボ用のオイル供給ホース配管が採用されたと発表した。
エンジンレイアウトのコンパクト化に伴い、ディーゼルターボ用のオイル配管も取り付け間隔が狭くなり、従来のパイプ配管では取り付け工数削減が難しくなっている。
そこで、横浜ゴムは得意とする金具とホースのアッセンブリー技術を応用し、フレキシブルなテフロンホースを使用することで、取り付けの自由度を大幅に高めた。
また、製造工程を分担して製品を1つずつ生産するようラインを改善し、高い品質要件を満たした。
さらに、製品テストを簡素化できる治具を開発するなど工夫して、製品1個あたりの完成スピードを向上させた。
同製品は昨年2月から長野工場で生産を開始し、今年から「ヨコハマラバー(タイランド)」に移管し量産している。
トヨタはGDエンジンをタイで生産しており、2020年までに150以上の国・地域で同エンジン搭載車を展開する。