朝日ラバーの2017年3月期第1四半期連結決算は、売上高が14億4600万円で前年同期比3・6%増となった。利益面では、販売の増加、原価低減活動の継続実施等により営業利益は8200万円で、同209・3%増、経常利益は7200万円で、同141・2%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は5600万円で、同129・4%増となり、増収増益となった。
セグメント別の業績を見ると、工業用ゴム事業の自動車関連製品では、主力の「ASA COLOR LED」の受注が海外向けを中心に好調に推移した。また、スポーツ用ゴム製品である卓球ラケット用ラバーの受注も増加した。この結果、工業用ゴム事業の売上高は11億6300万円で、同3・7%増、営業利益は9400万円で、同59・9%増となった。
医療・衛生用ゴム事業では、プレフィルドシリンジガスケットおよび採血用・薬液混注用ゴム栓の販売が堅調に推移した。この結果、売上高は2億8200万円で、同3・2%増、営業利益は6100万円で、同195・4%増となった。
なお、通期の連結業績予想については当初見通しから変更なく、売上高は62億円で前期比3・7%増、営業利益は2億7100万円で同14・0%増、経常利益は2億3000万円で同2・4%減、親会社株主に帰属する当期純利益は1億5400万円で同17・0%増を見込んでいる。