リンクスはこのほど、オールインワンの3次元スマートセンサー「ゴケイター」の製品ラインナップに、7月から新たに2400シリーズを追加し、販売を開始したと発表した。受注は6月から開始している。
同社は、世界を代表する3次元スキャンメーカーであるカナダのLMIテクノロジーズ社と、日本国内市場におけるゴケイターシリーズの独占販売契約を締結しており、昨年10月から光切断プロファイルセンサーである2300シリーズと、縞投影エリアセンサーである3100シリーズを販売している。
今回、新たに販売を開始した2400シリーズは、従来品と比較して、X解像度が最大で17%向上したことにより、世界最小の分解能を実現した。また、Z解像度が最大で20%向上する他、スキャンレートは従来品の倍近くまで高速化される。
ゴケイターシリーズは、高速に3次元形状を復元することができ、IP67規格(防水、防塵)対応の堅牢な筺体により、製造工場の厳しい環境でも、容易に対象物を3次元計測することができる。
同製品にはコントローラーが内蔵されており、ケーブルもロボットケーブルを採用しているため、PLCやロボットコントローラーに直接接続することが可能。また、2次元画像と3次元画像を同時に取得し、本体内蔵の実用的な計測ツールを使用することにより、スマートな検査システムを実現する。
また、通常3次元データを取得することが難しいと言われているタイヤや木材の3次元計測にも最適で、広い視野や強いレーザー光により、世界の名だたるタイヤメーカーでの採用実績がある。
同社は2400シリーズの販売を機に、精密なデータ取得が必要な電子部品業界などへも販売活動を展開。同シリーズによる2次元と3次元が融合したスマートな検査を提案し、スマートファクトリーの実現をサポートしていく。