宇部興産は8月23日、同社グループの宇部興産機械の米国子会社「ウベ・マシーナリー」が、ケンタッキー州レキシントン市に販売・サービス拠点を開設し、今月から営業を開始したと発表した。
自動車関連メーカーが、米国中南東部や南部地域に多くの製造工場を設立しているのに対し、ウベ・マシーナリーは北部ミシガン州アナーバー市に拠点を置いていることから、より迅速できめ細かな対応をするため、顧客へのアクセスが良好なレキシントンに新たな拠点を開設することにした。
同拠点では、成形機械の販売・サービス・メンテナンスを行う。当初は営業・サービス各1人の日本人2人で営業活動をスタートするが、今後、さらにローカルスタッフを加え、顧客に満足してもらえるような体制作りを目指す。
宇部興産機械では海外の販売・サービス事業を拡大しており、米国をはじめ中国・インド・タイ・メキシコ・ドイツ・ブラジルなど12ヵ国に21拠点を設けている。今後も世界の顧客へサポートとサービス提案活動を推進していく方針だ。