鈴鹿エンヂニヤリング(三重県四日市市、矢田龍生社長)は、ゴム混練工程で使用するあらゆる機械装置の設計、製造から、生産・配合管理システムなどソフトも提供し、内外の顧客から高い信頼を得ている。
16年3月期を振り返ると、前年並みの売上を確保した。海外向けでは、前年度からの持ち越した米国向け案件や、中国向け案件がコアとなった。一方、国内は新規案件の受注取り組みの他、保守関係が比較的活発だった。制御設計部門で実績のある人材をアフターセールス部門に異動させたことが、ストックマーケットの掘り起こしにつながった。国内と海外の売上比率は6対4(前期は5対5)となり、国内が比率を伸ばしたという。
現状では、国内のゴム精練プロセスを動かすための人員確保がいよいよ難しくなっている。同社では自動化レベルをもう一段階上げる必要があると認識して、高度自動化への取り組みを進めているところだ。
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