豊田合成は8月24日、メキシコの生産子会社「豊田合成オートモーティブシーリングメキシコ」で、2020年までにウェザストリップ製品の生産能力を現在の約1・5倍に増強すると発表した。
既存工場に生産設備を増設するほか、隣接地を取得して工場建屋を拡張し、生産準備の円滑化のための試作設備を導入する。
これにより、自動車生産拠点として成長著しいメキシコをはじめとする北米地域で生産する、顧客のニーズに対応できる体制を整える。今回の生産能力増強に伴う投資額は3450万米ドル(約36億円)。
豊田合成オートモーティブシーリングメキシコは2008年4月、サンルイスポトシ市に設立した。資本金は4950万米ドルで、株主は豊田合成の完全子会社である豊田合成ノースアメリカが100%。
生産品目は、オープニングトリムウェザストリップやドアウェザストリップ、ガラスランなどのウェザストリップ製品。面積は現状の土地が6万500㎡、建屋が4万1000㎡。拡張後の土地は8万4500㎡、建屋が4万8600㎡となる。
従業員数は今年3月末現在が910人、20年度見込みが約1450人。売上高は15年度実績が約6000万米ドル(約63億円)、20年度見込みが約1億2400万米ドル(約130億円)となっている。