日本システム開発は8月26日、「配合設計支援システムMDSS」の最新版(Ver・4・2)を同日リリースしたと発表した。
原料に含まれる化学物質(成分)やその割合などを登録しておくことで、配合としての化学物質の割合を自動計算し、確認・参照することができる「化学物質(成分)管理機能」が新しく搭載された。含有される化学物質の割合などから当該レシピを検索することも可能だ。
また、Excelライクな操作性に近づけて操作性を向上させた点、原料注意喚起機能を搭載した点などが主な機能追加となっている。
MDSSはゴムやプラスチック、エラストマーなど、様々な分野の製品開発・研究における配合設計現場をサポートするソフトウェア。配合レシピ、物性(評価結果)、試験工程に関する情報をデータベース化して一元管理することで、配合設計技術者のねらい(配合思想)、過去データのスピーディな検索が可能だ。
また、重回帰分析により、実験を行わずに物性・配合を予測可能。実験データが蓄積されればされるほどシミュレーション精度が上がるため、実験する機会も減り、工数や使用電力等の開発コスト削減にもつながる。