16年1~6月のゴムベルト国別輸出入 輸出1位は中国、米国が2位

2016年09月06日

ゴムタイムス社

 財務省貿易統計を基に、日本ベルト工業会がまとめた1~6月の国別輸出入実績によると、輸出総額は190億7900万円、前年同期比14%減。輸出先1位は中国で27億4500万円、前年同期比15%減、2位は米国で26億9900万円、同16%減となった。

 以下、3位は台湾(同16%減)、4位は香港(同横ばい)、5位はドイツ(同10%増)となった。前年同期3位だった豪州は6位(同61%減)と後退した。

 品種別に見ると、コンベヤベルトの輸出額は45億8700万円で同28%減となった。仕向け先の1位は豪州で7億2600万円(同66%減)。鉄鉱石や石炭の生産が大幅に落ちている豪州は、コンベヤ輸出額が前年同期の3分の1に減少し、全体の構成比は15・8%となった。2位には製造業生産指数が堅調に推移したマレーシア(同388%増)が入り、3位はリン鉱石採掘量が世界有数のモロッコ、4位はインドネシア(同65%増)、5位は韓国(同15%増)となった。一方、石炭の生産調整が続く中国はランキングから外れた。

 伝動ベルト合計の輸出額は144億9200万円で同8%減となった。1位は中国で25億4300万円(同15%減)、2位は米国で24億8300万円(同10%減)となった。自動車生産は堅調だった米国だが、伝動ベルトの輸出額は1割減となり、1位の中国を捉えられなかった。3位は香港(同8%減)、4位は台湾(同7%減)、5位はドイツ(同1%増)となり、5位までの主要仕向け先では、ドイツを除いてどの国も実績を落とした。

 品種別では、Vベルトは49億4700万円で同8%減。1位は

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