14ヵ国23拠点で展開する三菱化学機能性樹脂事業部は、インドで委託生産しているオレフィン系「サーモラン」(TPO)について、自社生産ライン導入も視野に入れた検討を開始した。今年中には結論が出る見込みで、年産3500t規模となるもよう。
同社の16年3月期は、国内では自動車生産減の影響を受けたものの、医療や食品分野が堅調に推移し、全体では前年比でほぼ横ばいとなった。
「自動車向けが厳しい状況にある中で、食品・医療向けの販路や商圏を積極的に取ろうと務めてきた。その基盤は出来つつある」(同社)
海外については、