日本ゴム輸入協会がまとめた16年7月の天然ゴム輸入量(生ゴム)は、合計で5万4318t、前年同月比で1%減(前年5万5031t)となり、2ヵ月連続で減少した。
輸入金額は、84億1466万円で同24%減(前年111億4086万円)となり、こちらは11ヵ月連続で前年同月実績を下回った。
平均輸入単価はキロ当たり154・9円で、前月比2・5円安となり、3ヵ月ぶりに下落した。
1~7月累計では、輸入量が前年同期比6%減、金額が同27%減となった。
16年の天然ゴム輸入実績を振り返ると、輸入量は1月に5万8733t(前年同月比1%増)と上昇したものの、2月は5万4752t(同12%減)、3月は6万5345t(同2%減)、4月は5万698t(同18%減)と減少した。5月は微増に転じたが、6月は再び5万3470t(同9%減)と減少し、7月も微減となった。
天然ゴムの主要需要先であるタイヤ生産について、自動車用タイヤ・チューブの国内生産実績(JATMA統計)を見ると、7月のタイヤ・チューブ生産量は同2・4%減となり、20ヵ月連続で前年同月実績を下回った。また、四輪自動車の生産台数も同1・0%減(JAMA統計)と、前年同月実績を下回っており、そうした流れから天然ゴム輸入量も減少したものと見られる。
輸入金額については、
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