十川ゴムの完全子会社で同社製品の販売を行う東京十川ゴム。7月には星野武博氏が代表取締役社長に就任、十川ゴム東京支社長を務めた経営手腕が期待される。星野新社長に、今後の経営方針を含めて話を聞いた。
―社長に就任して。
1974年に十川ゴムに入社して以来、主に営業として業務に携わってきた。42年間お世話になったので、今回の社長就任の話を聞いた時は「これで少しでも恩返しができる」と思った。十川ゴムのメーカーとしての立場とは異なり、東京十川ゴムは商社の立場。これまでの自分の経験や人脈をどう活かしていくべきか、社長就任後も常に自問している。
―御社の強みについて。
何よりも大きいのは、十川ゴムの直系である点。十川ゴム側は当社に対するバックアップ体制を整え、日々の細かい対応や業務上の依頼に関しても優遇してくれている。
当社としては、メーカーの立場では手をつけにくい種々の対応について小回りを利かせることで拡販につなげていきたい。具体的には、ある程度ロット数がまとまらないと受けられなかった受注に関して、当社が
全文:約1299文字