「私たちは持続可能な将来のために、化学でいい関係をつくります」を企業目標に掲げるドイツの化学メーカーBASF。日本法人のBASFジャパンによると、熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)の今年の国内需要は、昨年を上回り好調に推移している。
「四日市にTPUのプラントができて約30年。その間、日本市場のニーズに合うものを地道に作ってきた成果が、ここに来て出ている」(根岸永樹ICC統括)
中でも、同社が戦略商品として位置づけた3つのグレードが、大きく伸長しているという。
まず、無黄変タイプ「エラストランNYシリーズ」。国内で同タイプの