横浜ゴム 窯業系サイディングボード用シーリング材の新製品を発売

2016年09月26日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは9月26日、主に戸建て住宅の外壁として使われる、窯業系サイディングボード同士の継ぎ目に充填して使う、変成シリコーン系1成分形シーリング材「ハマタイトSC―SD1NB」を、10月から発売すると発表した。

 従来品「さいでぃんクン+1」にはなかった、ノンブリード性能を付加したのが特長。このため、建物の美観をより長く維持することができる。

 ノンブリード性能とは、シーリング材の成分が接触する塗装へ染み出し、塗装を汚染するブリード現象を抑止する性能のこと。

 従来品同様、1成分形のため混合不良などによる硬化不良が防げるほか、糸引きがなく、ヘラで平らにならしやすいなど作業性が高い。

 また、使用時に着色剤を添加して着色する、カラーマスター方式を引き続き採用。着色済みのシーリング材を色別に販売するよりも、ユーザーの在庫負担を減らせるメリットがある。

 さらに、厚生労働省がシックハウス対策として、室内濃度ガイドラインで定めている13物質を含有しない、環境にも配慮した製品となっている。

 同社は建築用シーリング材や自動車用接着剤、コーティング材などの製品ブランド「ハマタイト」の販売競争力を高めるため、ブランドロゴの一新を8月に発表した。ハマタイトSC―SD1NBは、新しいブランドロゴで発売する第一弾製品である。

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