バンドー化学は9月29日、簡易株式交換により、11月1日を効力発生日として、連結子会社の西日本バンドーを完全子会社にすると発表した。
同日、開催した取締役会で決議した。10月3日付けで株式交換契約を締結する予定。
西日本バンドーはバンドー化学が90・95%の株式を持つ連結子会社で、伝動ベルト製品や運搬ベルト、ポリウレタン機能部品などの加工・販売事業を行っている。
簡易株式交換では、西日本バンドー株式1株に対し、バンドー化学普通株式8・96株を割当交付する。バンドー化学はこの株式交換に対し、普通株式17万9200株を交付する予定だ。
ただし、バンドー化学が交付する株式は、すべて同社が保有する自己株式を充当するため、新たに株式を発行する予定はない。
株式交換比率の算定に当たっては、第三者算定機関のAGSコンサルティングに株式価値評価を依頼。その算定結果と、直近の西日本バンドー株主からの株式取得金額などを総合的に勘案し、当事者間で協議した結果、バンドー化学の株式価値については市場株価法により、非上場会社である西日本バンドーの株式価値については修正簿価純資産法により評価を実施し、株式交換比率の妥当性を判断した。
バンドー化学はグループ経営の機動性と柔軟性を高め、より効率的な連結経営体制を構築することを目的として、西日本バンドーを完全子会社化することにした。