ブリヂストンは9月28日、内閣府で行われた「ImPACT(インパクト)」の会見で、省資源タイヤの実現を可能にする高強度な材料「タフポリマー」を発表した。会見で説明した角田克彦ブリヂストン中央研究所フェローは、「開発段階のこの材料をゴムクローラーにて実証検証を行った結果、燃費特性を意識した基準配合に対し、摩耗速度の約60%低減を確認した」と研究成果を強調した。
インパクトは、内閣府総合科学技術・イノベーション会議が主導する革新的研究開発推進プログラム。世の中を大きく変革するような科学技術イノベーションを目指し、ハイリスク・ハイインパクトな挑戦的研究開発を推進することを目的として創設された。インパクトでは、現在16の研究開発プログラムが進行中である。
ブリヂストンでは、伊藤耕三プログラム・マネージャー(PM