タイヤメーカー各社が9月に発表した新車装着(OE)情報は、以下の通り。
◆住友ゴム
住友ゴム工業は9月7日、同日から発売のダイハツ工業の「ムーヴ・キャンバス」に、環境タイヤダンロップ「エナセーブEC300+」の納入を開始したと発表した。
ムーヴ・キャンバスの求める高い環境性能を実現するため、ダンロップの低燃費タイヤ「エナセーブ」シリーズの開発で培った低燃費タイヤ技術を投入した。
タイヤの転がり抵抗低減による燃費性能の向上はもとより、乗り心地や安全性能を高次元でバランスさせている。
また、同社は9月9日、シュコダ・オートの新型「スペルブ」にファルケンの「ジークスZE914Aエコラン」の納入を開始したと発表した。
シュコダ・オートはフォルクスワーゲン傘下のチェコの自動車メーカー。
同タイヤはスペルブの求める洗練された走行性能・環境性能を実現するため、優れたドライ・ウエットグリップ性能と快適性能を備えるとともに、転がり抵抗低減による低燃費性能を高次元でバランスさせている。
◆ブリヂストン
ブリヂストンは9月7日、ダイハツ工業が同日発売した「ムーヴ・キャンバス」の新車装着用タイヤとして「エコピアEP150」を納入すると発表した。
エコピアEP150は同社の材料技術である「ナノプロ・テック」を適用したゴムを採用することなどにより、安全性能や操縦性能を維持しながら転がり抵抗の低減を追求したタイヤ。
ムーヴ・キャンバスの特長である快適な乗り心地と安心の操縦安定性能、また優れた低燃費性能の実現にあたり、重要な役割を果たしている。
◆東洋ゴム
東洋ゴム工業は9月27日、日産自動車が北米で生産している「ニッサン・タイタン」の新車装着用タイヤとして、「オープンカントリーA26」が採用され、6月から納入していると発表した。
同社製タイヤがニッサン・タイタンに新車装着用タイヤとして採用されるのは、今回が初めて。
ニッサン・タイタンは、フルサイズピックアップトラック市場で独自のセグメントを創造する「ニッサン・タイタンXD」と同様、大胆なデザインに力強さ、耐久性、革新的な装備を兼ね備えたモデル。
オープンカントリーA26は、ニッサン・タイタンが求めるトラクション性や優れた低燃費性を持つとともに、オールシーズンタイヤとして雪道でも安定した走行性能を実現している。