ラバー&プラスチックニュースは9月14日、2015年の世界のタイヤメーカーランキングを発表した。
同ランキングは、非タイヤ製品を含まない、タイヤのみの年間売上に基づいて集計される。
1位は8年連続のブリヂストン。20位以内では、13位の東洋ゴム工業が順位を一つ上げ、代わりに韓国のクムホタイヤが一つ下げて14位となった。
ブリヂストンのタイヤ関連の推定売上高は240億4500万ドル。2位ミシュランの221億3000万ドル、3位グッドイヤーの148億ドルがそれに続く。
4位はコンチネンタルで107億8000万ドル、5位はピレリで69億3300万ドル。6位は住友ゴム工業で60億5100万ドル、7位は韓国のハンコックタイヤで53億2000万ドル。8位は横浜ゴムで41億5200万ドル、9位は台湾の正新/マキシスで38億4700万ドル、10位は中国の中策ラバーグループで33億9500万ドル。
10位までの企業で昨年の世界のタイヤ売上の63%を占めている。
11~20位では、11位にシンガポールのジーティータイヤ、12位がアメリカのクーパータイヤ、13位が日本の東洋ゴム、14位が韓国のクムホタイヤ、15位が中国のトライアングル、16位がインドのMRF、17位がインドのアポロタイヤ、18位が韓国のネクセンタイヤ、19位がフィンランドのノキアンタイヤ、20位が中国の山東リンロンゴムとなった。
同ニュースでは、大型の合併・買収があったピレリ、横浜ゴム、クーパータイヤ、ミタスA・Sについては今後、ランキングに影響が及んでくると見ている。
今回のランキングには29の中国企業、10のインド企業、台湾と米国からは5企業ずつ、日本は4企業、ロシアと韓国からは3企業ずつ、イタリアとトルコからは2企業ずつ入り、中国の企業がトップ20に5企業入っている。
また、1企業がランクインしたのはアルゼンチン、ベラルーシ、チェコ、フィンランド、フランス、ドイツ、インドネシア、イラン、シンガポール、タイ、ベトナムの11ヵ国だった。
なお、トップ20の企業の平均営業利益率は12・4%となり、2014年からほぼ変化はない。
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