【合成ゴム特集】昭和電工 需要根強くほぼフル稼働に

2016年10月17日

ゴムタイムス社

 昭和電工のクロロプレンゴム(CR)「ショウプレン」の2016年度12月期上半期の需要動向は、春先からの根強さが継続しており、製造プラントはほぼフル稼働で操業している。

 同社の総出荷の8割を占める輸出は、アジア・欧州向けが横ばい、米国向けは伸びている。米国市場では販売員の増強に加え、各種展示会への出展やマーケティング活動の強化などの結果、販売量が増加。さらに、2社購買を志向する顧客に対するアプローチを強化するなどの活動も行っている。

 米国向けの用途としては、ドライグレードと呼ばれるゴム製品用のコンパウンドや自動車部品、建設用ゴムなどが主体となっている。アジアでは手袋と接着剤向けが堅調だ。

 一方、国内市場は

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