独コンチネンタルタイヤは10月17日、同社の第6世代となる新製品「ウルトラコンタクトUC6」「コンフォートコンタクトCC6」の2製品をアジア太平洋地域で販売開始すると発表した。
この2つ製品については、アジア太平洋地域市場専用に設計されたタイヤで、同社が掲げる同地域に重点を置いた長期成長戦略「ビジョン2025」実現に向けた重要な一歩となる。
2つの製品の日本での発売サイズ、発売時期に関しては決定次第、順次発表される。
同社はこれまでに、第6世代製品の研究開発に重点を置いて投資を進めてきた。その開発段階では、同社のブランドを象徴するプレミアムな品質を実現するため、広範囲に及ぶ試験も行われており、2製品は、アジア太平洋地域の自動車ドライバーのニーズとドライビング環境を徹底的に理解したうえで設計されている。
ウルトラコンタクトUC6は、ドイツ生まれの先進テクノロジーと画期的なトレッド構造を採用。快適な乗り心地と、オールラウンドなパフォーマンスを実現している。また、ウェット路面でのハイレベルな安全性を確保するために、ウェットグリップ性能を高めてハイドロプレーニングを低減する「アクアドレイネージ」を追加することで、トレッド構造を再考。さらに、ダイヤモンドエッジパターンにより、パターンブロックの「巻き込み」を防止し、制動距離の短縮を実現。加えて、面取りの角度がウェット路面から水膜を一掃することで、ウェット環境での制動距離を大幅に短縮した。
グリップを高める短鎖ポリマーと走行距離を伸ばす長鎖ポリマーで構成されるダイヤモンドブレンドコンパウンドの性能が、これまでに例のないレベルまで向上。その結果、今まで以上の走行距離を実現しながらも、ブレーキング時とコーナリング時には高いグリップを発揮できるようになった。タイヤ溝の中の騒音波を遮断するノイズブレーカーの強化バージョン「ノイズブレーカー2・0」を導入することで、騒音レベルをさらに低減。15~19インチのリム径に装着可能で、幅広い乗用車モデルに対応している。
コンフォートコンタクトCC6は、ドライビングの快適性を最優先に考えるドライバーにとって、最適なタイヤ。「ヘルムホルツ共鳴器」の原理に基づいて開発されたハーモニックコンフォートチャンバーをタイヤパターン内部のショルダーに配置することで、不快な騒音周波数を効果的に排除。粗い路面に適応するポリマーが配合の「ウィスパーコンパウンド」により振動が抑えられ、タイヤの騒音を低減する。また、厳選された「ウィスパーコンパウンド」には減衰効果もあり、タイヤがさらに滑らかに回転することで快適な乗り心地を実現。コンパウンド内の強力な硫黄連鎖によってポリマーの結合が強化、タイヤの長寿を実現している。また、14~18インチのリム径に装着が可能。