ブリヂストンは10月17日、タイヤ生産技術におけるさらなる品質向上、高生産性を実現するため、同社独自のICT(情報通信技術)に人工知能(AI)を実装した最新鋭タイヤ成型システム「エクサメーション」を、2016年内にハンガリーの乗用車用タイヤ工場であるタタバーニャ工場へ展開すると発表した。
エクサメーションについては、同社グループのフラッグシップ工場である彦根工場に次ぐ展開となり、海外展開は同工場が初めてとなる。
タタバーニャ工場では、2017年上期中に生産能力を日産約1万2000本増強し、日産約1万8000本とする計画を進めており、今回の導入はこの一環。
なお、同社は、2016年内に稼働を予定するロシア新工場にも、順次「エクサメーション」を展開する予定。
同社は、革新的な生産技術の開発・展開により、生産競争力の強化を図るとともに、より高品質な製品を顧客に提供していく方針だ。