JSRの2017年3月期第2四半期連結決算は、特に円高が響き減収減益となった。これを受けて、通期の業績予想を下方修正した。
ただ、部門別の下期の売上高予想を見ると、エラストマー事業と合成樹脂事業については、上期の実績を上回る見込みとなっている。
部門別の上期の売上高はエラストマーが833億円、合成樹脂は221億円、多角化は765億円だった。これに対し、下期の予想はエラストマーが867億円、合成樹脂は249億円、多角化は735億円と、多角化は上期実績を下回るものの、エラストマーと合成樹脂についてはプラスになるとの見込みとなった。
これは、エラストマーは国内タイヤの需要の低迷が継続する中でも、SSBRを中心に着実に販売数量を伸ばしていくことと、上期にあった