日本バルカーの4~9月期 営業利益が2割増加

2016年10月26日

ゴムタイムス社

 日本バルカー工業の2017年3月期第2四半期連結決算は、売上高が211億2700万円で前年同期比2・9%増、営業利益は19億100万円で同21・2%増、経常利益は16億8500万円で同6・1%増、四半期純利益は8億5700万円で同21・1%減となった。

 四半期純利益については「選択と集中」の推進に伴い、固定資産の減損損失を2億8500万円計上した影響で減益となった。

 セグメント別では、シール製品事業は海外のプラント市場向けが減少した影響などにより、売上高は139億7500万円で同1・2%減となった。しかし、先端産業市場向けの拡大と、収益性改善に向けての取り組みの効果により、セグメント利益は13億9500万円で同0・5%増となった。

 機能樹脂製品事業については、プラント市場向け及び先端産業市場向けの販売が伸長したことにより、売上高は54億6600万円で同7・9%増、セグメント利益は3億3500万円で同89・4%増だった。

 その他事業については、シリコンウエハーリサイクルにおける販売の拡大に加え、「選択と集中」の効果もあり、売上高は16億8600万円で同26・9%増、セグメント利益は1億7100万円(前年同期のセグメント利益は300万円)となった。

 通期の連結業績予想は当初見通しから変更なく、41億5000万円で前期比0・9%増、営業利益は32億円で同2・4%増、経常利益は31億円で同1・3%増、当期純利益は15億円で同14・4%減を見込んでいる。

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